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経理の転職を成功させるコツ|経理歴22年が選び方と注意点を解説

2026年6月28日

経理は「手に職」がつく職種なので、転職でキャリアアップ・年収アップを狙いやすい仕事です。一方で、会社選びを間違えると「前より忙しくなった」「思っていた業務と違う」という食い違いも起きやすい。

この記事では、経理歴22年の視点で、経理の転職を成功させるコツを、タイミング・求人の見方・面接・会社選びの4つの角度から解説します。

経理が転職しやすい理由

まず前提として、経理は転職市場で有利な職種です。理由はシンプルで、どの会社にも経理が必要で、即戦力の経験者は常に一定の需要があるから。

  • 業種が変わっても、簿記・会計の基本は共通して使える
  • 実務経験がそのまま評価される(資格+経験のかけ算が効く)
  • 景気に左右されにくく、年齢を重ねても経験が武器になる

つまり、経理経験者は「持ち運べるスキル」を持っているということ。これは転職において大きな強みです。

転職するベストなタイミング

経理の転職は、時期によって有利・不利があります。経験から言えるタイミングのポイントです。

  • 決算が落ち着いた後:繁忙期(決算期)を避けると、引き継ぎもスムーズで動きやすい
  • 1つの決算を最後までやり切った後:「年次決算の経験あり」と言える状態は働き手としての価値が高い
  • 求人が増える時期:年度初めや上期・下期の区切りは募集が増えやすい

逆に、決算の真っ最中に辞めるのは引き継ぎ面で苦労しがち。「決算を一区切りつけてから」を意識すると、円満かつ有利に動けます。

求人で見るべきポイント

経理の求人票は、表面的な条件だけで判断すると失敗します。経験者として「ここを見るべき」というポイントです。

見るべき項目チェックの理由
担当範囲(記帳のみ?決算まで?)スキルアップできるか、逆に負担が大きすぎないかを判断
経理の人数・体制「一人経理」は幅広く経験できるが負担大。複数人だと分業で学べる
使用している会計ソフト自分の経験と合うか、新しく覚える必要があるか
残業時間・繁忙期の状況決算期の働き方は要確認。仕事と生活のバランスに直結
上場・非上場、企業規模求められる専門性(連結・開示など)と年収水準に関わる

特に「担当範囲」と「経理の人数」は必ず確認を。ここが食い違いの最大の原因です。面接で遠慮なく質問しましょう。

面接でアピールすべきこと

経理の面接では、「何ができるか」を具体的に伝えるのが基本ルールです。

  • 担当した業務範囲:「日次〜月次決算まで」「年次決算の補助」など具体的に
  • 使えるソフト:freee・マネーフォワード・弥生・各種ERPなど(会計ソフト比較
  • 簿記などの資格:簿記2級・1級は実務力の裏付けになる
  • 改善した経験:「月次の締めを◯日短縮した」など、数字で語れると強い

「真面目にやっていました」より、「どこまでを、どのソフトで、どう改善したか」を具体的に話せるかどうかで評価が大きく変わります。

失敗しない会社選びの注意点

条件が良く見えても、入ってから後悔しないために確認したいポイントです。

  • 「経理全般」だけの求人は中身を確認:給与・労務・総務まで丸投げの可能性も
  • 常に人手不足で急募の会社は要注意:定着しない理由があるかも
  • 年収だけで飛びつかない:業務量・残業とのバランスで判断する
  • 口コミや面接の雰囲気も材料に:経理は長く働く職種なので、職場の空気は重要

経理は腰を据えて働く人が多い職種です。だからこそ、目先の条件より「長く気持ちよく働けるか」を軸に選ぶのが、結果的に成功につながります。

転職とあわせて考えたい「収入の選択肢」

転職は年収アップの定番ですが、それだけが収入を増やす道ではありません。経理スキルは副業でも収入に変えられます。転職と並行して、記帳代行などの副業で収入の柱を増やす人も増えています。

現場から経理歴22年・ゆるゴースト

私自身、いまの会社に入って待遇が変わりました。ただ入ってみて分かったのは、入社時に聞いていた仕事の範囲は、そのままではないということです。私の場合は範囲が広がって、税理士に依頼していた業務の一部まで社内で担当するようになりました。

結果的に役職につながったので悪い話ではありませんが、「求人票の業務内容がすべてではない」ことは知っておいたほうがいいと思います。

まとめ

  1. 経理は「持ち運べるスキル」で転職に有利な職種
  2. タイミングは「決算を一区切りつけた後」がベスト
  3. 求人は「担当範囲」「経理の人数」を必ず確認
  4. 面接は「どこまで・どのソフトで・どう改善したか」を具体的に
  5. 年収だけでなく業務量とのバランスで会社を選ぶ

経理の転職は、準備と見極めさえできれば成功率の高い職種です。自分の経験を整理し、食い違いを避ける目を持って、納得のいくキャリアを選んでいきましょう。

※本記事は筆者の実務経験に基づく一般的な見解であり、転職や収入アップを保証するものではありません。求人状況は時期や企業により異なります。2026年6月時点の情報に基づきます。

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ゆるゴースト
ゆるゴースト
現役の経理事務職(経理歴22年)/ keiri-fukugyo.com

日商簿記2級・FP3級保有。社員約70名の会社で経理を担当し、補助1名と分担しながら総務・労務・人事まで兼任しています。実務で培った知識をもとに、副業に取り組む人向けの情報を発信しています。